Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//人工透析(腎不全)と障害年金

人工透析(腎不全)と障害年金

人工透析(腎不全)と障害年金

目次

人工透析(腎不全)と障害年金受給

腎不全とは

腎不全とは、様々な原因により、腎臓の働きが不十分になった状態。
腎不全には、急激に腎機能が低下する「急性腎不全」と、徐々に機能が低下する「慢性腎不全」の2種類があります。「急性腎不全」は、早急に治療を行うことで大部分の機能回復が見込めます。
「慢性腎不全」は腎機能が低下しないと自覚症状が現れないため、早期に発見することが難しい病気です。そのため、一度失った腎機能の回復は困難です。

腎臓の働きが低下することにより、尿として出るべき老廃物が体に溜まっていきます。
症状は、進行速度や重症度、原因によりますが、尿の異常、部分的なむくみや高血圧になることもあります。「慢性腎不全」の末期状態になると、「尿毒症」となり、重とくな場合、全身けいれんなどの症状が現れます。
末期の治療法は、腎移殖か透析療法に限られてきます。
この透析療法が障害年金の対象になります。

人工透析療法とは

腎臓の機能が10%以下になると、血液のろ過が充分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなります。そのような場合に、人工的に血液の浄化を行うのが、透析療法。

以下の透析療法は障害年金の対象となります。

・血液濾過透析(HDF)
HDFは通常透析+血液濾過を合わせた治療法で、腎臓の役目をする透析膜も高性能膜を使用することが可能であり、より多くの老廃物の除去が可能な治療法です。

・血液濾過(HF)
血液濾過HFは透析液を使用せず圧力をかけることで血液を濾過(限外濾過)し、不要な水分や老廃物を除去する方法です。除去した濾液に相当する補充液(電解質液)を体内に補充します。膜孔(まくこう)を通過できる物質であれば分子量に関係なくほぼ一定の濃度で除去できます。したがって、HDと比べて中分子量物質や低分子量蛋白(タンパク)の除去に優れており、小分子物質の除去効率が低いという特徴があります。

・血液透析(HD)
血液透析HDは半透膜を介して血液と透析液を接触させ、拡散の原理によって不要な水分や老廃物を除去する方法です。小分子量の物質の除去に優れていますが、中分子量以上の物質では,膜面近位の拡散能力が低下するため除去効率が低下します。

・腹膜透析療法
お腹の中に透析液を入れ、体内で血液を浄化する方法です。
透析液を出し入れするためにカテーテルと呼ばれるチューブを腹部に埋め込む手術が必要です。

人工透析(腎不全)での障害年金受給ポイント

腎疾患の認定基準によると、人工透析療法を行っていると障害年金2級と認定されます。
簡易的にお伝えすると、初診日にフルタイムで働いている(社会保険加入者)サラリーマン等は障害厚生年金2級、パート・アルバイト等、短時間労働(社会保険未加入)であれば国民年金なので、障害基礎年金2級です。

年齢:原則20歳~64歳

初診日:通常は、腎不全になった原因疾患を最初に受診した日が初診日です。例えば、糖尿病による糖尿病性腎症、腎硬化症、慢性糸球体腎炎などです。
糖尿病性腎症が原因の場合、糖尿病で初めて医療機関を受診した日が初診日となります。
人工透析での初診日証明は上記の基準によるので既にカルテが破棄されていることが多く、非常に困難です。

障害認定日:原則、初診日から1年6か月経過した日
慢性腎不全のため、人工透析を行っている場合、特別な障害認定日となり、
人工透析療法の開始日から3ヶ月が経過した日が障害認定日です。
診断書は原則、障害認定日から3か月以内に取得します。

障害認定日の障害状態が医師の診断書(又は診療録)で証明出来れば、自分が障害年金をもらえることを知らずに数年間が経ったときでも、最大で5年分までさかのぼって障害年金を受給することが出来ます。

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧